コーポレート
Corporate Section
- 入社後、人事総務部に配属。法務専任として既存事業および新規事業に影響をもたらす
数々のリスクを的確かつ迅速に見極め、現場と伴走しながら法務関連の対応策を講じている。
私は現在、全社の経営と事業を横断的にサポートする人事総務部の一員として、企業間取引における法務全般を任されています。
事業規模のわりに人数の少ない当社の法務チームでは、マルチタスクが基本です。各種契約書の審査・確認・雛形の作成をはじめ、M&Aの際の適切な契約書対応やコンプライアンス関連の社内研修・規程類整備・社内資料や弁護士の起用管理、DXを目的とした契約書関連のシステム導入・運用、知的財産の管理対応など、常に複数の事案が同時に動いています。
例えば、契約書担当・コンプライアンス担当のような、縦割りの組織で特定の業務を担当するのではなく、あらゆる部門・グループ会社・サプライチェーンとコミュニケーションをとりつつ、現場と熱量を共にしてビジョンを形にできるところにやりがいを感じています。
企業法務はときにYES・NOの意思決定に影響をもたらす業務である特性上、現場から「近寄りがたい人たち」と思われがちです。しかしお互いの間に距離ができてしまっては、より良い対応策を講じる上ではデメリットしかありません。
私は日頃からさまざまな部門の人たちと食事に行ったり、一緒にお酒を飲んだりしながら、相談事がしやすい関係性を築くようにしています。ときには現場の協力をお願いしなければならないポジション。
「いかに現場との信頼関係を勝ち取るか?」を常に念頭に置きながらコミュニケーションをとっています。
また常に「?」を持ち続けるのも大切です。例えば新しいサービスを導入する際、平面的な紙の契約書だけでは実態も見えてこないもの。サービス導入の背景や取引形態を深堀りすることで、契約書を立体的に確認することができ、リスクの対応策に優先順位をつけられるのです。
今後の個人的な目標は、会計や税務、不動産といった法務以外の関連知識を積極的に身につけ、広い視点から自社の事業を加速させる存在として成長すること。日々寄せられる現場からの問合せや相談に対し、網羅的にスピーディかつ的確に答えを返せる知識の幅を身につけたいと思っています。私は自分で資格取得目標を立てながら、毎年何かしらの資格を取得してきました。これまで販売系や語学系などの資格を取得し、現在も関連分野である簿記や不動産関連の資格取得に向けて勉強中です。
当社はエネルギー商品を扱うインフラ系会社でありながらも、新しい事業・サービスにも果敢にチャレンジする風土があります。法務チームとしては、今よりもっと「攻めの法務」を意識し、経営の意思決定に貢献する働きができればと思っています。