国際事業
International Business
- 入社後、外航船のオペレーションや需要開拓などの仕事を担当。
3年間のシンガポール駐在後、サプライ&トレーディング部で在庫管理業務を中心に担当し、現在はロンドン支店長を務めている。
入社後、一貫してLPGを買い付けて国内外に届けたり、安定供給を軸に売買を行う国際事業本部の仕事を担当。船のオペレーションや採算管理、新興国向け販売など、10年間様々な経験を積み、現在はロンドンでトレーディング業務と市場調査を行っています。スケールの大きな仕事を任されているということは、やりがいと同時に楽しさもありますが、プレッシャーも大きいですね。
2011年の震災時、原発が停止したことで電力が大幅に不足する事態に陥りました。このとき電力会社が使用するバックアップ燃料用のLPGを納入する仕事に携わったのですが、万が一納入が遅れれば計画停電にも影響を及ぼしてしまう、非常に厳しい状況でした。そもそも、これまで殆どなかった需要が突然出てきてしまったのですから、緊急時であるということ以外の難しさもあったわけです。しかし、それを乗り越えることができたときには、大きな自信になりましたし、必要な電力の供給を蔭ながら支えることができたという意味でも印象深く、インパクトのある経験でした。
入社したころは、今後のLPGの動向として、中東で増産され余剰となったLPGをアメリカの需要が吸収するだろうと言われていました。ところが、実際はシェールガス革命が起こって想定が全く逆転。結果的に中東産LPGの余剰は生じず、アメリカからの供給分をアジアの需要が吸収している。そのくらい劇的に変わっていくのがLPG業界、そして国際情勢。その激動の中で仕事ができるのは非常にエキサイティングなことですね。今後は、LPGを中心として、それに関わる他のエネルギーや化学品の知識も深めていきたいと考えています。
働くということはプロになるということ。新入社員の方にも、早くプロの集団の一員となれるよう頑張って欲しいですね。